第一朗読 サムエル上9・1-4、17-19、10・1
「主があなたに油を注ぎ、御自分の嗣業の民の指導者とされたのです。」 サムエル記
ベニヤミン族に一人の男がいた。名をキシュといい、家系をさかのぼると、アビエル、ツェロル、ベコラト、ベニヤミン人のアフィアに至り、勇敢な男であった。2彼には名をサウルという息子があった。美しい若者で、彼の美しさに及ぶ者はイスラエルにはだれもいなかった。民のだれよりも肩から上の分だけ背が高かった。
3あるとき、サウルの父キシュのろばが数頭、姿を消した。キシュはその子サウルに言いつけた。「若い者を一人連れて、ろばを捜しに行ってくれ。」
4彼はエフライムの山地を越え、シャリシャの地を過ぎて行ったが、ろばを見つけ出せず、シャアリムの地を越えてもそこにはおらず、ベニヤミンの地を越えても見つけ出せなかった。
17サムエルがサウルに会うと、主は彼に告げられた。「わたしがあなたに言ったのはこの男のことだ。この男がわたしの民を支配する。」 (...)
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Liturgie
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年間第1土曜日
2023年1221日, 著者: Origenius -
年間第2主日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 イザヤ49・3、5-6
わたしはあなたを国々の光とし、わたしの救いをもたらす者とする。 イザヤの預言
主は49・3わたしに言われた あなたはわたしの僕、イスラエル あなたによってわたしの輝きは現れる、と。
5主の御目にわたしは重んじられている。 わたしの神こそ、わたしの力。 今や、主は言われる。 ヤコブを御もとに立ち帰らせ イスラエルを集めるために 母の胎にあったわたしを 御自分の僕として形づくられた主は 6こう言われる。 わたしはあなたを僕として ヤコブの諸部族を立ち上がらせ イスラエルの残りの者を連れ帰らせる。 だがそれにもまして わたしはあなたを国々の光とし わたしの救いを地の果てまで、もたらす者とする。
答唱詩編 詩編40・2+4ab、6、10
神のみ旨を行うことは、わたしの心の喜び。 詩編40
40・2わたしはせつに神を呼び求め、 神は、耳を傾けてわたしの叫びを聞き入れられた。 4ab神はわたしの口に新しい歌を、 神への賛美の歌を授けられた。
6神よ、あなたの不思議なわざは数えきれず、 そのはからいはたぐいなく、 (...) -
年間第2月曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 サムエル上15・16-23
「主が喜ばれるのは、主の御声に聞き従うことではないか。」 サムエル記
その日、15・16サムエルはサウルに言った。「やめなさい。あなたに言わねばならないことがある。昨夜、主がわたしに語られたことだ。」サウルは言った。「お話しください。」
17サムエルは言った。「あなたは、自分自身の目には取るに足らぬ者と映っているかもしれない。しかしあなたはイスラエルの諸部族の頭ではないか。主は油を注いで、あなたをイスラエルの上に王とされたのだ。18主はあなたに出陣を命じ、行って、罪を犯したアマレクを滅ぼし尽くせ、彼らを皆殺しにするまで戦い抜け、と言われた。19何故あなたは、主の御声に聞き従わず、戦利品を得ようと飛びかかり、主の目に悪とされることを行ったのか。」20サウルはサムエルに答えた。「わたしは主の御声に聞き従いました。主の御命令どおりに出陣して、アマレクの王アガグを引いて来ましたし、アマレクも滅ぼし尽くしました。21兵士が、ギルガルであなたの神、主への供え物にしようと、滅ぼし尽くすべき物のうち、最上の羊と牛を、戦利品の中から取り分けたのです。」2 -
年間第2火曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 サムエル上16・1-13
立って彼に油を注ぎなさい。これがその人だ。 サムエル記
その日、16・1主はサムエルに言われた。「いつまであなたは、サウルのことを嘆くのか。わたしは、イスラエルを治める王位から彼を退けた。角に油を満たして出かけなさい。あなたをベツレヘムのエッサイのもとに遣わそう。わたしはその息子たちの中に、王となるべき者を見いだした。」2サムエルは言った。「どうしてわたしが行けましょうか。サウルが聞けばわたしを殺すでしょう。」主は言われた。「若い雌牛を引いて行き、『主にいけにえをささげるために来ました』と言い、3いけにえをささげるときになったら、エッサイを招きなさい。なすべきことは、そのときわたしが告げる。あなたは、わたしがそれと告げる者に油を注ぎなさい。」4サムエルは主が命じられたとおりにした。彼がベツレヘムに着くと、町の長老は不安げに出迎えて、尋ねた。「おいでくださったのは、平和なことのためでしょうか。」5「平和なことです。主にいけにえをささげに来ました。身を清めて、いけにえの会食に一緒に来てください。」 (...) -
年間第2水曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 サムエル上17・32-33、37、40-51
主は救いを賜るのに剣や槍を必要とはされないことを、ここに集まったすべての者は知るだろう。この戦いは主のものだ。主はお前たちを我々の手に渡される。 サムエル記
その日、17・32ダビデはサウルに言った。「あの男のことで、だれも気を落としてはなりません。僕が行って、あのペリシテ人と戦いましょう。」33サウルはダビデに答えた。「お前が出てあのペリシテ人と戦うことなどできはしまい。お前は少年だし、向こうは少年のときから戦士だ。」37ダビデは更に言った。「獅子の手、熊の手からわたしを守ってくださった主は、あのペリシテ人の手からも、わたしを守ってくださるにちがいありません。」サウルはダビデに言った。「行くがよい。主がお前と共におられるように。」ダビデは40自分の杖を手に取ると、川岸から滑らかな石を五つ選び、身に着けていた羊飼いの投石袋に入れ、石投げ紐を手にして、あのペリシテ人に向かって行った。 (...) -
年間第2木曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 サムエル上18・6-9、19・1-7
ダビデはこれまでどおりサウルに仕えることになった。 サムエル記
その日、18・6皆が戻り、あのペリシテ人を討ったダビデも帰って来ると、イスラエルのあらゆる町から女たちが出て来て、太鼓を打ち、喜びの声をあげ、三絃琴を奏で、歌い踊りながらサウル王を迎えた。7女たちは楽を奏し、歌い交わした。
「サウルは千を討ち ダビデは万を討った。」
8サウルはこれを聞いて激怒し、悔しがって言った。「ダビデには万、わたしには千。あとは、王位を与えるだけか。」9この日以来、サウルはダビデをねたみの目で見るようになった。
19・1サウルは、息子のヨナタンと家臣の全員に、ダビデを殺すようにと命じた。しかし、サウルの息子ヨナタンはダビデに深い愛情を抱いていたので、2ダビデにこのことを告げた。「わたしの父サウルはあなたを殺そうとねらっている。朝になったら注意して隠れ場にとどまり、見つからないようにしていなさい。3あなたのいる野原にわたしは出て行って父の傍らに立ち、あなたについて父に話してみる。様子を見て、あなたに知らせよう。」 (...) -
年間第2金曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 サムエル上24・3-21
今わたしは悟った。お前は必ず王となり、イスラエル王国はお前の手によって確立される。 サムエル記
その日、24・3サウルはイスラエルの全軍からえりすぐった三千の兵を率い、ダビデとその兵を追って「山羊の岩」の付近に向かった。4途中、羊の囲い場の辺りにさしかかると、そこに洞窟があったので、サウルは用を足すために入ったが、その奥にはダビデとその兵たちが座っていた。5ダビデの兵は言った。「主があなたに、『わたしはあなたの敵をあなたの手に渡す。思いどおりにするがよい』と約束されたのは、この時のことです。」ダビデは立って行き、サウルの上着の端をひそかに切り取った。6しかしダビデは、サウルの上着の端を切ったことを後悔し、7兵に言った。「わたしの主君であり、主が油を注がれた方に、わたしが手をかけ、このようなことをするのを、主は決して許されない。彼は主が油を注がれた方なのだ。」 (...) -
聖パウロの回心
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 使徒言行録22・3-16
立ち上がりなさい。イエスの名を唱え、洗礼を受けて罪を洗い清めなさい。 使徒たちの宣教
その日、パウロは人々に言った。22・3「わたしは、キリキア州のタルソスで生まれたユダヤ人です。そして、この都で育ち、ガマリエルのもとで先祖の律法について厳しい教育を受け、今日の皆さんと同じように、熱心に神に仕えていました。4わたしはこの道を迫害し、男女を問わず縛り上げて獄に投じ、殺すことさえしたのです。5このことについては、大祭司も長老会全体も、わたしのために証言してくれます。実は、この人たちからダマスコにいる同志にあてた手紙までもらい、その地にいる者たちを縛り上げ、エルサレムへ連行して処罰するために出かけて行ったのです。
6旅を続けてダマスコに近づいたときのこと、真昼ごろ、突然、天から強い光がわたしの周りを照らしました。7わたしは地面に倒れ、『サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか』と言う声を聞いたのです。8『主よ、あなたはどなたですか』と尋ねると、『わたしは、あなたが迫害しているナザレのイエスである』と答えがありました。9一緒にいた人々は、その光 -
年間第3主日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 イザヤ8・23b-9・3
異邦人のガリラヤにおいて、民は大いなる光を見た。 イザヤの預言
8・23b先に ゼブルンの地、ナフタリの地は辱めを受けたが、 後には、海沿いの道、ヨルダン川のかなた 異邦人のガリラヤは、栄光を受ける。
9・1闇の中を歩む民は、大いなる光を見 死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。 2あなたは深い喜びと大きな楽しみをお与えになり、 人々は御前に喜び祝った。 刈り入れの時を祝うように 戦利品を分け合って楽しむように。 3彼らの負う軛、肩を打つ杖、虐げる者の鞭を あなたはミディアンの日のように 折ってくださった。
答唱詩編 詩編27・1、4、13+14
神よ、あなたの顔の光をわたしたちの上に照らしてください。 詩編27
27・1神はわたしの光、わたしのすくい、 わたしはだれもおそれない。 神はわたしのいのちのとりで、 わたしはだれをはばかろう。
4わたしは神に一つのことを願いもとめている。 生涯、神の家を住まいとし、 あかつきとともに目ざめ、 神の美しさを仰ぎ見ることを。
13神に生きる人々の中で (...) -
年間第3月曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 サムエル下5・1-7、10
わが民イスラエルを牧するのはあなただ。あなたがイスラエルの指導者となる サムエル記
その日、5・1イスラエルの全部族はヘブロンのダビデのもとに来てこう言った。「御覧ください。わたしたちはあなたの骨肉です。2これまで、サウルがわたしたちの王であったときにも、イスラエルの進退の指揮をとっておられたのはあなたでした。主はあなたに仰せになりました。『わが民イスラエルを牧するのはあなただ。あなたがイスラエルの指導者となる』と。」
3イスラエルの長老たちは全員、ヘブロンの王のもとに来た。ダビデ王はヘブロンで主の御前に彼らと契約を結んだ。長老たちはダビデに油を注ぎ、イスラエルの王とした。
4ダビデは三十歳で王となり、四十年間王位にあった。5七年六か月の間ヘブロンでユダを、三十三年の間エルサレムでイスラエルとユダの全土を統治した。 (...)