第一朗読 知恵7・22b-8・1
知恵は太陽よりも美しく、すべての星座にまさり、光よりもはるかに輝かしい。 知恵の書
7・22b知恵には、理知に富む聖なる霊がある。 この霊は単一で、多様で、軽妙な霊、 活発で、明白で、汚れなく、 明確で、害を与えず、善を好む、鋭敏な霊、 23抵抗し難く、善を行い、人間愛に満ち、 堅固で、安全で、憂いがなく、 すべてを成し遂げ、すべてを見通す霊である。 この霊は、ほかの理知的で、純粋で、 軽妙なすべての霊に浸透する。 24知恵はどんな動きよりも軽やかで、 純粋さゆえにすべてに染み込み、すべてを貫く。 25知恵は神の力の息吹、 全能者の栄光から発する純粋な輝きであるから、 汚れたものは何一つその中に入り込まない。 26知恵は永遠の光の反映、 神の働きを映す曇りのない鏡、 神の善の姿である。 27知恵はひとりであってもすべてができ、 自らは変わらずにすべてを新たにし、 世々にわたって清い魂に移り住み、 神の友と預言者とを育成する。 28神は、知恵と共に住む者だけを愛される。 29知恵は太陽よりも美しく、 すべての星座にまさり、 (...)
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Liturgie
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年間第32木曜日
2023年1221日, 著者: Origenius -
年間第32金曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 知恵13・1-9
神を知らない人々は皆、生来むなしい。 知恵の書
13・1神を知らない人々は皆、生来むなしい。 彼らは目に見えるよいものを通して、存在そのものである方を知ることができず、 作品を前にしても作者を知るに至らなかった。 2かえって火や風や素早く動く空気、 星空や激しく流れる水、 天において光り輝くものなどを、宇宙の支配者、神々と見なした。 3その美しさに魅せられて それらを神々と認めたなら、 それらを支配する主がどれほど優れているかを知るべきだった。 美の創始者がそれらを造られたからである。 4もし宇宙の力と働きに心を打たれたなら、 天地を造られた方がどれほど力強い方であるか、 それらを通して知るべきだったのだ。 5造られたものの偉大さと美しさから推し量り、 それらを造った方を認めるはずなのだから。 6とはいえ、この人々の責めは軽い。 神を探し求めて見いだそうと望みながらも、彼らは迷っているのだ。 7造られた世界にかかわりつつ探求を続けるとき、 目に映るものがあまりにも美しいので、外観に心を奪われてしまうのである。 (...) -
年間第32土曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 知恵18・14-16、19・6-9
主よ、自分たちを救ってくださったあなたをたたえた。 知恵の書
18・14沈黙の静けさがすべてを包み、 夜が速やかな歩みで半ばに達したとき、 15あなたの全能の言葉は天の王座から、 情け容赦のないつわもののように、この滅びの地に下った。 16それは、取り消しのきかないあなたの命令を 鋭い剣のように手にして、 すべてを死で満たし、 天に触れながらも、地を踏んで立っていた。
6全被造物はそれぞれ本性を保ちつつ、 新たな姿に変えられ、御命令に服従して、 あなたの子らを無事に守った。 7雲は宿営を覆い、 以前水のあったところには乾いた地が現れ、 紅海には妨げるもののない道ができ、 逆巻く波からは草の生えている平野が出現した。 8驚くべき奇跡を目の当たりにしながら、 そこを民全体が御手に守られて渡って行った。 9彼らは、牧場の馬のように走り回り、 小羊のように跳びはね、 主よ、自分たちを救ってくださったあなたをたたえた。
答唱詩編 詩編105・3+4、42+43
わたしの心は神のうちに喜び、その救いに喜びおどる。 (...) -
年間第33月曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ①マカバイ1・10-15、41-43、54-57、62-64
イスラエルには律法に背く者どもが現れました。 マカバイ記
そのころ、1・10悪の元凶、アンティオコス・エピファネスが現れた。彼はアンティオコス王の王子でローマに人質として送られていたが、ギリシア人の王朝の第百三十七年に王として即位した。11この間、イスラエルには律法に背く者どもが現れ、「周囲の異邦人と手を結ぼう。彼らと関係を断ってから万事につけ悪いことばかりだから」と、多くの者に説いて回っていた。12人々の目にはこれは得策だと映ったので、13民の中のある者たちは進んで王のもとに出かけて行き、異邦人の慣習を採用する許可を受けた。14こうして彼らは異邦人の流儀に従ってエルサレムに錬成場を建て、15割礼の跡を消し、聖なる契約を離れ、異邦人と軛を共にし、悪にその身を引き渡した。 (...) -
年間第33火曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ②マカバイ6・18-31
心では、主を畏れ、むしろそれを喜んで耐えているのだ。 マカバイ記
その日、6・18律法学者として第一人者で、既に高齢に達しており、立派な容貌の持ち主であったエレアザルも、口をこじあけられ、豚肉を食べるように強制された。19‐20しかし彼は、不浄な物を口にして生き永らえるよりは、むしろ良き評判を重んじて死を受け入れることをよしとし、それを吐き出し、進んで責め道具に身を任そうとした。これこそ、生命への愛着があるとはいえ、口にしてはならないものは断固として退けねばならない人々の取るべき態度である。21ところがそのとき、禁じられたいけにえの内臓を食べさせる係の者たちは、エレアザルと旧知の間柄であったので、ひそかに彼に席を外させて、王が命じたいけにえの肉を口にした振りをして、彼自身が用意し、持参している清い肉を食べることを勧めた。22そうすれば、彼は死を免れ、その上、彼らとの昔からの友情のゆえに優遇されることになるからであった。23これに対して、彼は筋の通った考えを持っていて、その年齢と老年のゆえの品位、更に新たに加わった立派な白髪、だれにもまさった幼 -
年間第33水曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ②マカバイ7・1、20-31
七人の兄弟が母親と共に捕らえられた。 マカバイ記
その日、7・1七人の兄弟が母親と共に捕らえられ、鞭や皮ひもで暴行を受け、律法で禁じられている豚肉を口にするよう、王に強制された。
20それにしても、称賛されるべきはこの母親であり、記憶されるべき模範であった。わずか一日のうちに七人の息子が惨殺されるのを直視しながら、主に対する希望のゆえに、喜んでこれに耐えたのである。21崇高な思いに満たされて、彼女は、息子たち一人一人に父祖たちの言葉で慰めを与え、女の心情を男の勇気で奮い立たせながら、彼らに言った。22「わたしは、お前たちがどのようにしてわたしの胎に宿ったのか知らない。お前たちに霊と命を恵んだのでもなく、わたしがお前たち一人一人の肢体を組み合わせたのでもない。23人の出生をつかさどり、あらゆるものに生命を与える世界の造り主は、憐れみをもって、霊と命を再びお前たちに与えてくださる。それは今ここで、お前たちが主の律法のためには、命をも惜しまないからだ。」 (...) -
年間第33木曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ①マカバイ2・15-30
律法に情熱を燃やす者、契約を固く守る者はわたしに続け。 マカバイ記
その日、2・15背教を強いる王の役人たちが、異教のいけにえを献げさせるためにモデインの町にやって来た。16多くのイスラエル人が彼らを迎えに出、マタティアとその息子たちも集められた。17そこで王の役人たちは、マタティアに言った。「あなたはこの町では有力な指導者であり、御子息や御兄弟の信望もあつい。18率先して王の命令を果たしてもらいたい。これはすべての民族が実行しているもので、ユダの人々も、エルサレムに残留している者たちも行っているのだ。そうすれば、あなたや御子息たちは王の友人と認められ、金銀、その他多くの報奨を受ける栄誉にあずかるであろう。」
19マタティアは大声でこれに答えて言った。「たとえ王の領土内に住む全民族が王に従い、各自その先祖の宗教を捨てて王の命令に服したとしても、20このわたしと息子たち、同胞たちはわたしたちの先祖の契約を守って歩みます。21律法と掟を捨てるなど、論外です。22わたしたちの宗教を離れて右や左に行けという王の命令に、従うつもりはありません。」 -
年間第33金曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ①マカバイ4・36-37、52-59
見よ、我らの敵は粉砕された。都に上り、聖所を清め、これを新たに奉献しよう。 マカバイ記
その日、4・36ユダと兄弟たちは言った。「見よ、我らの敵は粉砕された。都に上り、聖所を清め、これを新たに奉献しよう。」37そこで全軍が集結し、シオンの山を目指して上って行った。
52第百四十八年の第九の月――キスレウの月――の二十五日に、彼らは朝早く起き、53焼き尽くす献げ物のための新しい祭壇の上に律法に従っていけにえを供えた。54異教徒が祭壇を汚したのと同じ日、同じ時に、歌と琴、竪琴とシンバルに合わせて、その日に祭壇を新たに奉献した。
55民は皆、地に顔を伏せて拝み、彼らを正しく導いてくださった方を天に向かってたたえた。56こうして祭壇の奉献を八日にわたって祝い、喜びをもって焼き尽くす献げ物をささげ、和解の献げ物と感謝の献げ物のいけにえを屠った。57彼らはまた神殿の正面を黄金の冠と小盾で飾り、門と祭司部屋を再建し、戸を取り付けた。58民の間には大きな喜びがあふれた。こうして異邦人から受けた恥辱は取り除かれたのである。 (...) -
年間第33土曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ①マカバイ6・1-13
見よ、わたしは大きな苦痛を負って、異郷にあって死ぬばかりである。 マカバイ記
6・1アンティオコス王は、高地の国々を通過していたとき、豊富な金と銀で有名なエリマイスという町がペルシアにあることを耳にした。2その町の神殿は、驚くほど富んでいて、金の兜、胸当て、武器などがあったが、それはマケドニア人の王、フィリポスの子アレキサンドロスが残していったものである。このアレキサンドロスはギリシア人を統治した最初の人物である。3アンティオコスはその町の占領と略奪をもくろんで出陣したが、たくらみが事前に市民に漏れてしまったので、成功しなかった。4人々が彼に戦いを挑もうと立ち上がったからである。彼は恐れをなし、心を残しつつも、途中からくびすを返しバビロンへ戻ろうとした。5すると、ペルシアにいる彼のところに一人の男がやって来て、報告をもたらした。「ユダの地への派遣軍は敗走しました。6リシアスは最強の軍隊を率いて進軍しましたが、撃退されてしまいました。ユダヤ軍は、撃破した部隊から奪い取った多数の武器、装備、戦利品で軍を強化し、7王がエルサレムの祭壇にお建てになった -
年間第34月曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ダニエル1・1-6、8-20
この四人の少年は、知識と才能を神から恵まれた。 ダニエルの預言
1・1ユダの王ヨヤキムが即位して三年目のことであった。バビロンの王ネブカドネツァルが攻めて来て、エルサレムを包囲した。2主は、ユダの王ヨヤキムと、エルサレム神殿の祭具の一部を彼の手中に落とされた。ネブカドネツァルはそれらをシンアルに引いて行き、祭具類は自分の神々の宝物倉に納めた。
3さて、ネブカドネツァル王は侍従長アシュペナズに命じて、イスラエル人の王族と貴族の中から、4体に難点がなく、容姿が美しく、何事にも才能と知恵があり、知識と理解力に富み、宮廷に仕える能力のある少年を何人か連れて来させ、カルデア人の言葉と文書を学ばせた。5王は、宮廷の肉類と酒を毎日彼らに与えるように定め、三年間養成してから自分に仕えさせることにした。
6この少年たちの中に、ユダ族出身のダニエル、ハナンヤ、ミシャエル、アザルヤの四人がいた。8ダニエルは宮廷の肉類と酒で自分を汚すまいと決心し、自分を汚すようなことはさせないでほしいと侍従長に願い出た。9神の御計らいによって、侍従長はダニエルに好意を示