第一朗読 ローマ3・21-30a
実に、神は唯一です。 使徒パウロのローマの教会への手紙
皆さん、3・21今や、律法とは関係なく、しかも律法と預言者によって立証されて、神の義が示されました。22すなわち、イエス・キリストを信じることにより、信じる者すべてに与えられる神の義です。そこには何の差別もありません。23人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、24ただキリスト・イエスによる贖いの業を通して、神の恵みにより無償で義とされるのです。25神はこのキリストを立て、その血によって信じる者のために罪を償う供え物となさいました。それは、今まで人が犯した罪を見逃して、神の義をお示しになるためです。26このように神は忍耐してこられたが、今この時に義を示されたのは、御自分が正しい方であることを明らかにし、イエスを信じる者を義となさるためです。 (...)
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Liturgie
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年間第28木曜日
2023年1221日, 著者: Origenius -
年間第28金曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ローマ4・1-8
主から罪があると見なされない人は、幸いである。 使徒パウロのローマの教会への手紙
皆さん、4・1肉によるわたしたちの先祖アブラハムは何を得たと言うべきでしょうか。2もし、彼が行いによって義とされたのであれば、誇ってもよいが、神の前ではそれはできません。3聖書には何と書いてありますか。「アブラハムは神を信じた。それが、彼の義と認められた」とあります。4ところで、働く者に対する報酬は恵みではなく、当然支払われるべきものと見なされています。5しかし、不信心な者を義とされる方を信じる人は、働きがなくても、その信仰が義と認められます。6同じようにダビデも、行いによらずに神から義と認められた人の幸いを、次のようにたたえています。7
「不法が赦され、罪を覆い隠された人々は、 幸いである。 8主から罪があると見なされない人は、 幸いである。」
答唱詩編 詩編32・5、10+11
主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。 詩編32
32・5わたしは罪をあなたに表し、 わたしのとがを隠さずに言う。 あなたはわたしの罪をゆるし、 (...) -
年間第28土曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ローマ4・13、16-18
その約束は、信仰による義に基づいてなされたのです。 使徒パウロのローマの教会への手紙
皆さん、4・13神はアブラハムやその子孫に世界を受け継がせることを約束されたが、その約束は、律法に基づいてではなく、信仰による義に基づいてなされたのです。16従って、信仰によってこそ世界を受け継ぐ者となるのです。恵みによって、アブラハムのすべての子孫、つまり、単に律法に頼る者だけでなく、彼の信仰に従う者も、確実に約束にあずかれるのです。彼はわたしたちすべての父です。17「わたしはあなたを多くの民の父と定めた」と書いてあるとおりです。死者に命を与え、存在していないものを呼び出して存在させる神を、アブラハムは信じ、その御前でわたしたちの父となったのです。18彼は希望するすべもなかったときに、なおも望みを抱いて、信じ、「あなたの子孫はこのようになる」と言われていたとおりに、多くの民の父となりました。
答唱詩編 詩編105・8b+9+10a、42+43
わたしの心は神のうちに喜び、その救いに喜びおどる。 詩編105 (...) -
年間第29月曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ローマ4・20-25
アブラハムは信仰によって強められ、神を賛美しました。 使徒パウロのローマの教会への手紙
皆さん、アブラハムは4・20不信仰に陥って神の約束を疑うようなことはなく、むしろ信仰によって強められ、神を賛美しました。21神は約束したことを実現させる力も、お持ちの方だと、確信していたのです。22だからまた、それが彼の義と認められたわけです。23しかし、「それが彼の義と認められた」という言葉は、アブラハムのためだけに記されているのでなく、24わたしたちのためにも記されているのです。わたしたちの主イエスを死者の中から復活させた方を信じれば、わたしたちも義と認められます。25イエスは、わたしたちの罪のために死に渡され、わたしたちが義とされるために復活させられたのです。
答唱詩編 詩編105・8b+9+10a、42+43
わたしの心は神のうちに喜び、その救いに喜びおどる。 詩編105
105・8b幾世代にも果てしなく及ぶこの約束は、 9アブラハムと結ばれたもの、 10aイサクにされた誓い、 ヤコブに定められたおきて。 (...) -
年間第29火曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ローマ5・12、15b、17-19、20b-21
一人の正しい行為によって、すべての人が義とされて命を得ることになったのです。 使徒パウロのローマの教会への手紙
皆さん、5・12一人の人によって罪が世に入り、罪によって死が入り込んだように、死はすべての人に及んだのです。すべての人が罪を犯したからです。
15b一人の罪によって多くの人が死ぬことになったとすれば、なおさら、神の恵みと一人の人イエス・キリストの恵みの賜物とは、多くの人に豊かに注がれるのです。17一人の罪によって、その一人を通して死が支配するようになったとすれば、なおさら、神の恵みと義の賜物とを豊かに受けている人は、一人のイエス・キリストを通して生き、支配するようになるのです。18そこで、一人の罪によってすべての人に有罪の判決が下されたように、一人の正しい行為によって、すべての人が義とされて命を得ることになったのです。19一人の人の不従順によって多くの人が罪人とされたように、一人の従順によって多くの人が正しい者とされるのです。しかし、罪が増したところには、恵みはなおいっそう満ちあふれました。21こうして、 -
年間第29水曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ローマ6・12-18
あなたがたは、罪から解放され、義に仕えるようになりました。 使徒パウロのローマの教会への手紙
皆さん、6・12あなたがたの死ぬべき体を罪に支配させて、体の欲望に従うようなことがあってはなりません。13また、あなたがたの五体を不義のための道具として罪に任せてはなりません。かえって、自分自身を死者の中から生き返った者として神に献げ、また、五体を義のための道具として神に献げなさい。14なぜなら、罪は、もはや、あなたがたを支配することはないからです。あなたがたは律法の下ではなく、恵みの下にいるのです。
15では、どうなのか。わたしたちは、律法の下ではなく恵みの下にいるのだから、罪を犯してよいということでしょうか。決してそうではない。16知らないのですか。あなたがたは、だれかに奴隷として従えば、その従っている人の奴隷となる。つまり、あなたがたは罪に仕える奴隷となって死に至るか、神に従順に仕える奴隷となって義に至るか、どちらかなのです。17しかし、神に感謝します。あなたがたは、かつては罪の奴隷でしたが、今は伝えられた教えの規範を受け入れ、それに心から従う -
年間第29木曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ローマ6・19-23
あなたがたは、今は罪から解放されて聖なる生活の実を結んでいます。 使徒パウロのローマの教会への手紙
皆さん、わたしは6・19あなたがたの肉の弱さを考慮して、分かりやすく説明しているのです。かつて自分の五体を汚れと不法の奴隷として、不法の中に生きていたように、今これを義の奴隷として献げて、聖なる生活を送りなさい。20あなたがたは、罪の奴隷であったときは、義に対しては自由の身でした。21では、そのころ、どんな実りがありましたか。あなたがたが今では恥ずかしいと思うものです。それらの行き着くところは、死にほかならない。22あなたがたは、今は罪から解放されて神の奴隷となり、聖なる生活の実を結んでいます。行き着くところは、永遠の命です。23罪が支払う報酬は死です。しかし、神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスによる永遠の命なのです。
答唱詩編 詩編1・1ac+2、6
しあわせな人、神をおそれ、主の道を歩む者。 詩編1
1・1acしあわせな人、 罪びとの道を歩むことなく、 2神のおきてを喜びとし、 昼も夜も教えを心に留める人。 (...) -
年間第29金曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ローマ7・18-25a
わたしは自分の望む善は行わず、望まない悪を行っている。 使徒パウロのローマの教会への手紙
皆さん、7・18わたしは、自分の内には、つまりわたしの肉には、善が住んでいないことを知っています。善をなそうという意志はありますが、それを実行できないからです。19わたしは自分の望む善は行わず、望まない悪を行っている。20もし、わたしが望まないことをしているとすれば、それをしているのは、もはやわたしではなく、わたしの中に住んでいる罪なのです。21それで、善をなそうと思う自分には、いつも悪が付きまとっているという法則に気づきます。22「内なる人」としては神の律法を喜んでいますが、23わたしの五体にはもう一つの法則があって心の法則と戦い、わたしを、五体の内にある罪の法則のとりこにしているのが分かります。24わたしはなんと惨めな人間なのでしょう。死に定められたこの体から、だれがわたしを救ってくれるでしょうか。25わたしたちの主イエス・キリストを通して神に感謝いたします。
答唱詩編 詩編119・10+11b+108b、17+18 (...) -
年間第30月曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ローマ8・12-17
神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。 使徒パウロのローマの教会への手紙
8・12兄弟たち、わたしたちには一つの義務がありますが、それは、肉に従って生きなければならないという、肉に対する義務ではありません。13肉に従って生きるなら、あなたがたは死にます。しかし、霊によって体の仕業を絶つならば、あなたがたは生きます。14神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。15あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは、「アッバ、父よ」と呼ぶのです。16この霊こそは、わたしたちが神の子供であることを、わたしたちの霊と一緒になって証ししてくださいます。17もし子供であれば、相続人でもあります。神の相続人、しかもキリストと共同の相続人です。キリストと共に苦しむなら、共にその栄光をも受けるからです。
答唱詩編 詩編68・4+5ab、6+7bc
神に向かって喜び歌い、感謝の歌をささげよう。 詩編68
68・4神に従う人は喜びおどり、 神の前で喜びたのしむ。 (...) -
年間第30火曜日
2023年1221日, 著者: Origenius第一朗読 ローマ8・18-25
わたしたちは、目に見えないものを望んでいるなら、忍耐して待ち望むのです。 使徒パウロのローマの教会への手紙
皆さん、8・18現在の苦しみは、将来わたしたちに現されるはずの栄光に比べると、取るに足りないとわたしは思います。19被造物は、神の子たちの現れるのを切に待ち望んでいます。20被造物は虚無に服していますが、それは、自分の意志によるものではなく、服従させた方の意志によるものであり、同時に希望も持っています。21つまり、被造物も、いつか滅びへの隷属から解放されて、神の子供たちの栄光に輝く自由にあずかれるからです。22被造物がすべて今日まで、共にうめき、共に産みの苦しみを味わっていることを、わたしたちは知っています。23被造物だけでなく、〝霊〟の初穂をいただいているわたしたちも、神の子とされること、つまり、体の贖われることを、心の中でうめきながら待ち望んでいます。24わたしたちは、このような希望によって救われているのです。見えるものに対する希望は希望ではありません。現に見ているものをだれがなお望むでしょうか。25わたしたちは、目に見えないものを望ん